人が消費するエネルギーは大きく3つある事をご存知でしょうか。
①基礎代謝
②生活活動代謝
③食事誘発性熱産生
今日は中々聞き慣れない③番のお話をします😊
食事をとると体内に吸収された栄養素が分解され、
その一部が体熱となって消費されます。食事をした後は、
安静にしていても代謝量が増えます。
この代謝の増加量の事を【食事誘発性熱産生】と言います。
簡単に言うと食事の時に消費されるエネルギーです。
栄養素の種類によって食事誘発性熱産生でどれぐらい
消費するかは違ってきます。
タンパク質のみを摂取した時は、摂取エネルギーの約30%消費。
糖質のみ消費の場合は約6%消費。脂質の場合は約4%消費します。
通常私たちが食事をする際は、タンパク質、糖質、脂質の混合なので、
約10%消費になります。食事をした後に体があったかくなったり
暑くなったりするのは、この作用によるものです。
加齢や運動不足で筋肉が衰えると、基礎代謝が低下するだけでなく、
食事誘発性熱産生も低下すると言われています。
逆に、筋力トレーニングで筋肉量が増えると食事誘発性熱産生も
高くなると言われています。
その他に食事誘発性熱産生を高めるには、
①朝食を食べる
エネルギーの消費は朝が最高で深夜が最低になる。
②硬いものをよく噛んで食べる
噛むことで交感神経を刺激し、エネルギー消費を高める。
③タンパク質を多めに食べる
消化の際に消費されるエネルギーが多い。
④温かいもの、香辛料の効いたものを食べる
血行が良くなり、消費エネルギーが増える。
⑤緑茶やコーヒーを飲む
カフェインも食事誘発性熱産生を高める。
ダイエットには、食べすぎはもちろんダメですが、食べなさすぎや、
欠食が良くない事が上記の事からも分かって頂けたと思います。
やっぱり食事は大事ですね☺️